「いい、オフィーリア。今からママの言うことはちゃんと守ってちょうだい。」




オフィーリアはいつになく真剣なかおをして言うお母さんに不思議な気分になりながらも、小さく頷きました。





「一つ目は、チーズやパンは決してなくさないこと。ママはこれ以上のものは買えないけど、ママからの精一杯の気持ちだからね?


二つ目に寄り道はしないこと。オフィーリアのお友達はとってもいい子ばかりだけど、中には悪い子もいるんだからね?」




「うん。わかった。それじゃあ行ってきます」





オフィーリアは最後に頭巾を被ると、扉を開けました。