そして、ある朝のこと



「オフィーリア、おはよう」


「もう!ママ、赤頭巾って呼んでって何度いったらわかるのよーっ!」



「オフィーリア、今日はそんなことを言っている場合じゃ無いわ。おばあちゃまが倒れたの……」






お母さんが悲しそうに言ったことばにオフィーリアはとても驚きました。



「それでね、オフィーリアにはお見舞いに行ってきてもらいたいの。」






お母さんはそういうと、ワインとパンとチーズの入ったバスケットを彼女に渡しました。



「わかったわ!じゃあママ、行ってくるわね!」





オフィーリアはそういうとニッコリと微笑みました。