表情、見られてたんだ…。
「光葵の気持ちは理解してるつもりだから。だから今光葵が泣きそうなのもわかってる」
「ひな─」
「光陽ぁ。何光葵ちゃんのこと抱きしめてるのよぉっ。もぉ。見てるこっちが恥ずかしいって」
遅れて体育館裏から出てきた莉乃先輩。
光陽に笑顔を向けて言う先輩の目だけは冷たい。
その冷たい目はきっと私に向けられてる。
……絶対莉乃先輩嫉妬してる…。
今度は私が……。
「っ離してっ!」
〝男好き〟
ただでさえそう言われてるのに、こんな場面見られたら、なおさらだよ……。
「光葵の気持ちは理解してるつもりだから。だから今光葵が泣きそうなのもわかってる」
「ひな─」
「光陽ぁ。何光葵ちゃんのこと抱きしめてるのよぉっ。もぉ。見てるこっちが恥ずかしいって」
遅れて体育館裏から出てきた莉乃先輩。
光陽に笑顔を向けて言う先輩の目だけは冷たい。
その冷たい目はきっと私に向けられてる。
……絶対莉乃先輩嫉妬してる…。
今度は私が……。
「っ離してっ!」
〝男好き〟
ただでさえそう言われてるのに、こんな場面見られたら、なおさらだよ……。



