光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

「……認めるってことですか?」

「誰に聞いたのかって聞いてるの」

「…本人に決まってるじゃないですか」

そう答えた瞬間、先輩の口角が怪しく上がった。

「なるほどねぇ……。光葵ちゃん。いいこと教えてあげよっか?」

「……何ですか」

莉乃先輩が口を開きかけたその時。

「友翔!おい待てよ!友翔!!」

体育館入り口から光陽の声が聞こえた。

「光陽の声?」