光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ




「最っ低!!ふざけないでよ!!」

体育館に戻るなり、莉乃先輩に掴みかかる。

「はっ!?」

突然始まった私と莉乃先輩の言い合いに、体育館が再び静まり返った。

「許さないんだから!!!」

「何よ!急に!」

ダンっダンっダンっ……

静かな体育館内に、誰かがボールを突いた音が響いた。

─ザッ

─ダン…ダン…ダン……

シュートが決まった音も響いた。