光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

『っありがとう……っ。ごめんね……ごめんね…光葵…っ』

「何が…?謝ることなんて何にもないよ」

心春は悪くない。

『違うの…っ。中3の頃……っ。光葵は…っこんな気持ちで毎日過ごしてたんだね……っ。本当にごめんなさい……っっ。光葵にしたことと同じようなこと……っされて…っやっとわかった……っっ』

「そんなの……気にしないでよ…。もう終わったことなんだから……。ね?」

やっぱり、根はいい人なんだよ。心春は。

だからこうして年月が経った今でも謝ってくれる。

「自分を責めないでいいんだよ」

『ごめん…っ』