光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

♪♪♪

ポケットに入れているスマホが鳴った。

「心春…」

心春からの電話だった。

「もしもし……」

『もしもし、光葵…?』

心春…?

泣いてるの…?

「どうしたの?」

『光葵…っ私もう限界……なのっ…』

え……?

「どうして……?」

『あの女……莉乃先輩…に…っ、ね…っ』

そこで心春は言葉を切った。

「莉乃先輩が何?」

言うか言わないか迷ってるような間だった。