光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

「嘘でしょ」

莉乃先輩が呟いた。

「玲先輩や泰人先輩たちはインハイに行けないまま引退することになるかもしれないってことじゃん…」

莉乃先輩の言葉にハッとする。

「そうだ。だからいかにこの試合が大切かってことだな。この練習試合に勝てば、市内リーグ本番でも自信になる。逆に負けたらこの練習試合はアイツらにとって不安材料でしかないんだ」

監督は部員に視線を向けて言った。

ベンチの選手は立ち上がって大きな声で応援してる。

「でも、双葉は賢い学校だし、今回の試合で市内リーグに勝つ作戦を組み立ててるかも知れないじゃないですか?だから、こっちの作戦をオープンに出さない方がいいですよ」

今回の練習試合で負けてでも桜宮の作戦を隠さなきゃいけないと思う。