光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

「えー。でも、まだその人のこと誘ってないんでしょ?だったら私と─」

しつこ……。

「もうえぇやん、莉乃先輩。光陽は違う子誘うってゆってるやろ?諦めぇや」

光陽の隣で話を聞いてた大雅が止める。

「………違う子…か」

心春が呟いた。

「そうみたいだね。さっ、ドリンクの準備しなきゃね!」

胸が締め付けられるように痛む。

光陽に誘われる女の子、羨ましいや。

私と光陽は幼馴染み。

それ以上の関係にはなれない。