光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

「友翔─」

声をかけようときたとき、

「一旦休憩!!」

雅樹先輩の指示が出されて、遮れた。

「光陽ぁ!スゴい活躍だったねっ!」

莉乃先輩……。

友翔に声をかけにいこうと思ったのに、光陽と莉乃先輩が気になってつい見てしまう。

「あ……そうっすか。ありがとうございます」

「かっこよかったよ」

「そうっすか」

光陽のすぐ隣に大雅もいるのに、光陽にだけ話しかける莉乃先輩。

「あっ、ねぇ今度の土曜日さぁ、二人ででかけない?」