「今日から俺らと一緒にバスケをする新しい仲間が増えた。じゃ、挨拶を…」 雅樹先輩が大雅に挨拶を促した。 体育館でのミーティング。 3年生が引退してしまって、体育館が広くなったように感じる。 「神戸の越膳高校から来た藤堂大雅です」 越膳高校というワードにザワッとする部員。 隣に立ってる心春も、 「越膳って…」 と呟いてる。 「大雅は俺らにとって大きな戦力になるはずだ。インハイに出て試合をしていたくらいの実力者だからな。じゃあ練習始めるぞ」