光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

光陽……。

「えっと……まりあちゃん、ごめんね?」

私の何かがきっと気に食わなかったんだろう。

高校ではなるべく問題は起こしたくないから、穏便に済ませたい。

「………良い子ぶんな…」

ボソっと言われた言葉は、再びうるさくなった教室のせいで、私にしか聞こえなかった。

「………ごめん」