「そういえば光葵さ、今日の朝玲先輩と泰人先輩の部屋から出てこなかったか?」

友翔に見られてたのかぁ。

「うん。ちょっといろいろあって」

「えっ、先輩と付き合ってんの??」

「違うよっ!」

「付き合ってない男の部屋に泊まったのかよ???怪しいヤツ~」

にこにこしながら聞いてくる友翔。

「もうっ!怪しくないよ!ってか、ホントに違うんだからね?」

友翔をぶん殴りたい気持ちを堪えて、軽く肩を叩く。

「……あ。光葵の未来の旦那が俺に嫉妬してるみたいだから、じゃーな」

「え?」