「あっ!光陽おつか─」
玲先輩や泰人先輩たちの数分後に浜辺に到着した光陽に〝おつかれ〟と声をかけたかった。
けど、それは莉乃先輩によって遮られた。
「光陽おつかれ。タオルとドリンク用意しといたよ」
「あざーっす」
莉乃先輩に笑顔を向ける光陽。
キュゥと胸が苦しくなる。
「光陽体力あるんだ。スゴイね。玲先輩たちとほとんどタイム変わんないってスゴいよ」
浜辺に到着した部員にタオルやドリンクを渡す仕事をしてるのが莉乃先輩なのに、友翔が到着したことに気づかないくらい光陽に夢中になってる。
イラっとする。
光陽と喋る前に仕事をしてほしい。
私はクーラーボックスからドリンクを出して、近くに積んでるタオルを掴んで友翔に持っていく。
「友翔おつかれ」
「あぁ」



