光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

1度リズムを作ると、そこからが強いのが桜宮。

差があった点数も徐々に縮まり、18-19で第1クォーターを終えた。

続く第2クォーターでしっかり逆転し、35-30で五点のリード。

そこでハーフタイムを迎えた。

「お疲れ様!はい、ドリンクとタオル」

莉乃先輩が笑顔で部員に手渡ししていく。

莉乃先輩は学校1の美女と言われ、ついたあだ名は〝マドンナ〟とか〝女神様〟など。

「玲、パスが乱れてる」

泰人先輩が玲先輩に言う。

「わかった。修正する。監督、他に何かありますか?アドバイスとか……」

「光陽のスリーポイントが決まってる数が少ないな。双葉の西本が光陽と中学が同じなんだってな。クセとか見抜かれてるかもしれないから、光陽にマークが付かないように他のやつらでカバーしろ」

監督のアドバイスは的確で分かりやすい。

「よし!このままリード広げるぞ!!」

晴先輩が気合いを入れて叫ぶ。

「おう!!」