光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

心なしか口調がキツくなった気がした。

「今も好きなんですか?その人のこと」

「当たり前じゃん」

……〝とられたくない〟か。

「あー。私わかったかも」

心春がそう言った。

「誰?」

「光陽ですよね??」

え……。

光陽……?

「ふふ。正解。よくわかったね」

私の左横で笑みを浮かべる莉乃先輩と、そんな莉乃先輩を睨み付ける右横の心春。

真ん中でショックを受けてる私。

部屋の空気が冷たく、重くなった気がした。