光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

─練習試合当日

マネージャーは、2年の篠崎莉乃(しのざきりの)先輩と私と心春の3人。

今日は心春が来れないから莉乃先輩と二人で仕事をする。

会場は桜宮高校の体育館。

―ピィっ!

ホイッスルと共に試合が始まった。

開始数秒でスリーポイントシュートを決めたのは、尚樹先輩。

それを機に双葉はぐんぐん流れに乗っていく。

一方、桜宮は双葉に押されぎみで、光陽が得意とするスリーポイントもブロックされて続けて1度も決まらない。

「光陽!!走れ!!」

玲先輩の指示通り、走り、一瞬で玲先輩からパスを受け取り、走った勢いを保ったままゴール下に切り込んでいく光陽。

「いけっ!」

ベンチからの祈るような視線の中、ようやく初シュートが決まった。

「光陽ナイス!!」

友翔がベンチから声をかける。