決勝戦の翌日。

私は光陽のお見舞いのため、病院にやって来た。

「あ、光葵やん」

エレベーターで偶然大雅と一緒になった。

「大雅も来てたんだ」

「あぁ。なんやかんやゆってアイツ、応援してくれとったみたいやし、礼でもしよ思てな」

チンっ

あっという間に5階に到着。

「今日は別に一緒に入ってもえぇよな」

「そうだね」

一人で病室入るより、心強いしね。