光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

〝お前ら〟

その中に含まれてるのは、私と大雅。

「大雅とも……?」

「あぁ」

「そっか。……じゃあ、伝言しとくから」

なんとも言えない空気を残して、私は下に戻る。

戻ったときには、ちょうど第2クォーターが終わったところだった。

「皆!光陽から伝言で…。〝せっかく来たんだから優勝の景色を見たい〟って…。だから…絶対勝って…!!」

「アイツ…やっぱいいやつやな!」

大雅の笑顔を見ると、最後の光陽の様子を言えなかった。