【光葵です。

今日、インハイ決勝戦があります。

相手は双葉学園です。

尚樹先輩の引退試合でもあります。

来てください。



ツラいのは光陽だけじゃないです。

大雅もツラい思いをしてます。

チームメイトも、光陽を失ってツラい思いをしてるはずです。

光陽だけがツラいだなんて考えは捨ててほしいです。

私は光陽と同じ状況に陥ったことがないから光陽の気持ちを理解することはできません。

けど、光陽の気持ちを理解しようとすることはできます。

不自由ない体を持ってる選手たちがバスケをする場に光陽を呼んだのは、光陽に変わってほしいからです。

ううん。

正確には、もとの光陽に戻ってほしいからです。

私を好きになってくれ。

幼なじみとして認めてくれ。

そんなことは思ってません。

そうしてくれだなんて言いません。

ただ私は見たいんです。

光陽の笑顔が。

バスケしてるとき、バスケ見てるときの、最高の笑顔が。

私が大好きな笑顔が。

その笑顔を取り戻したいんです。

取り戻せさえすれば、私は満足です。

私は光陽が好きだから。

取り戻せたらもう、私は何も言いません。

バスケを見るのは今以上にツラいのはわかってます。

わかった上でのお願いです。

一種のリハビリだと思って来てください。

自分がバスケをできなくても、将来教えることは可能です。

けど、バスケを見ることも拒否していたらそれすらできません。

将来のためにも、今、1歩を踏み出してほしいです。

そのために光陽の背中を押すことしか私にできることはありません。

だから今、全力で背中を押しています。




私の思いが届きますように。

会場で待ってます】