光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ




─コンコン

部屋がノックされた。

「俺や。入んで」

静かな空間に、大雅が入ってきた。

「光葵、病室変わったんやったら言えや~。昨日の病室行ったらおじいさんしかおらんくてビビったやんけ」

入り口側のベッドで寝てる光陽には目もくれずに私の方に来る大雅。

「あ…ごめん…。連絡入れとくつもりだったのに忘れてた…」

「ホンマにハズかってんからな!あ、試合の結果聞く?」

光陽が同じ空間にいるのに、〝試合〟だなんて言ったら…。

それに、大雅は何で光陽に挨拶しなかったんだろ。

まるでそこに光陽がいないかのように振る舞ってるし、光陽も光陽で、大雅なんて来なかったかのように過ごしてる。