「私が悪いの……!私が……っ。光陽に嫌われちゃった……」

もう、私は光陽の彼女じゃない……。

友達でもないんだ…きっと……。

「どういうこと……?何があったの……?」

私は、事故の詳細をお母さんに話した。

「そう……。きちんと謝ったの?」

「謝ったよ……っ!でも、謝っても足は治らないって言われて……っ」

「……そっか…。諦めたらダメよ。許してくれるまでお見舞い行ってみたら?」

「嫌だ……。光陽は私の顔見たくないって言ってる。だから嫌だ…」

「それじゃ何も変わらないわよ。光陽くんは優しい子じゃない。光葵のこと大切にしてくれてるんでしょ??」

そんなの全部過去のこと。

「もう私は光陽の彼女でも何でもない…。光陽は私のこと恨んでるんだよ。嫌いなんだよ……。私のせいで、もう2度とバスケできなくなっちゃったから……」