光陽は、運ばれた日の夜、無事に目覚めた。

それだけお母さんから聞いた。

「ふぁぁあ」

連日の早起きで眠気が限界。

なのに。

「光葵助けてー。アイツら何で急に俺んとこ来んねん……」

「大雅がカッコいいからじゃない?眠いからおやすみ」

私も同じように大雅をバッサリ。

「おぉ。おやすみ」