あと、15秒。

ボールは双葉が持ってる。

「あと10秒……」

9………

8……

光陽がボールを奪った。

「走れ!!!光陽!!行け!!!」

秀先輩が大声で叫ぶ。

残り5秒。

マークをかわしながらだから思うようにゴール付近に行けない光陽。