─食堂

皆適当にイスに座る。

私は、説明しなきゃいけないから前に立つ。

「光葵、無理せんでもえぇねんで…?」

心配してくれる大雅。

「ううん、大丈夫…。皆の方が、この状況を不安に思ってると思うから…っ、私が説明しなきゃいけない……っ」

泣かずに説明するんだ。

泣いたからって許される問題じゃない。

私が悪いんだから……戒めだ。

「さっき、光陽は光葵を呼びに行こうとしてたんだ。そのとき、離れで何があったんやあったんだ?」

雅樹先輩が聞く。

光陽……私を呼びに……?