光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

「光陽ぁぁ……っっ!!」

涙腺の限界も来て、救急車が停まっていた位置に泣き崩れる。

「ひまり……?」

部員が私を囲む。

「光葵…?どないしてん…。何があったんや……?」

大雅が私の近くに来て優しく問いかける。

「……っうっ…!たい…が…っっ」

「光葵……?」

「……まだ…っ話せ……ない…っっ」

落ち着くまで……話せないよ…

「離れの食堂に集まろうか」

雅樹先輩が指示を出す。

その声から、混乱してることが感じられた。