光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ




救急車は広場に停まり、救急隊員が光陽を救急車まで運ぶ。

「光陽!?」

「光陽先輩!?」

広場で練習していたバスケ部の皆が救急車に駆け寄ってくる。

「監督さんですか?同乗してください」

「え??は、はい!」

状況がわからないまま監督は救急車に乗り込み、救急車は出発する。

山道だから救急車が来るのに時間がかかった。

だから病院に運ばれるまでも時間がかかるだろう。

その間に光陽が死んじゃったらどうしよう……。