救急車は広場に停まり、救急隊員が光陽を救急車まで運ぶ。 「光陽!?」 「光陽先輩!?」 広場で練習していたバスケ部の皆が救急車に駆け寄ってくる。 「監督さんですか?同乗してください」 「え??は、はい!」 状況がわからないまま監督は救急車に乗り込み、救急車は出発する。 山道だから救急車が来るのに時間がかかった。 だから病院に運ばれるまでも時間がかかるだろう。 その間に光陽が死んじゃったらどうしよう……。