光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

私は限界だと叫んでる足を奮い立たせ、離れへと走る。

「お客様!!」

別の女将さんが私を追う。

「お客様!お待ちください!!」

「何!?」

女将さんは悪くないのに声を荒げてしまう。

「事情を…」

「光陽が階段から落ちたの!!!私のせいで!!!早く処置してよ……っ!!光陽が死んじゃう!!!」

私が悪いのに、完全な八つ当たりだった。

「お客様!落ち着いてください!その光陽様は今どこへ?」

「こっち……」