「部屋割りはあとで俺んところに見にこい。とりあえず荷物は広間に置いてすぐに体育館に行って練習だ」

雅樹先輩の指示が出て、皆が広間に移動する。

さすがバスケ馬鹿の集まりというか、荷物を丁寧に置いてから体育館に行こうという能はないみたいで、我先にと適当に荷物を放り投げて体育館へ急ぐ部員たち。

プラス監督。

私と莉乃先輩はそれを見送って、雅樹先輩から預かった部屋割りを見て全員の荷物を部屋においていかないといけない。

たまに荷物がすごい重い人がいるんだよね。

逆にすごく軽い人もいる。

私たちは手分けして荷物を置きに行く。

15分くらいはかかった。