「光陽先輩いいッスね!こんな可愛い彼女!ますます憧れます!」

光陽困惑中。

ってか私可愛くないし。

「あのー、公祐くん。やっぱり席替わろうか」

熱烈な思いが伝わってくるんだけど。

「いいんスか!?ラッキー♪」

「ほんじゃ光葵、俺の隣来ぃや!おい友翔、そこの席どけ」

大雅の隣に座ってた友翔を追い出す大雅。

「お前なぁ…」

友翔は呆れつつも違う席に移動する。

大雅が窓側につめてくれて私は通路側に座る。

チラッと光陽を見たら、不機嫌そうだった。

その横で公祐くんはグイグイ光陽に話しかける。

「光陽先輩!好きです!」

告白か!?

「悪いけど俺、ソッチの趣味はねーよ」

公祐くんの告白をバッサリ切り捨てる光陽。

「公祐ー!お前光陽に公開告白すんなって!」

龍先輩が面白がって言う。