光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ





試合は、あっさり終わった。

「皆、お疲れ様」

莉乃先輩が部員に声をかけるけど、前までのあざとい感じじゃなくて、ただ純粋な声だった。

「サンキュー」

「光陽っ!お疲れ様!」

そんな莉乃先輩とは対称的な心春。

「あぁ」

莉乃先輩が改心したのをチャンスと捉えたのか、いつも以上に光陽に近寄る心春。

ムッとしてる光陽を見ると、少し安心した。

「悪いけど、ベタベタ触んなよ。まだもう一試合残ってんだから、集中したいんだよ」

そんな声も聞こえてきた。

今日は2試合ある。

次は青松(せいしょう)高校と。

青松高校も、そんなに苦しい試合にはならないだろう。

そんな感じ。

「……何よっ。元カノにそんな冷たいこと言わないでよ」