その日は部活を休んだ。

心春の顔を合わせるのが怖かったから。

そして、大会を前日に迎えた金曜日の部活が始まった。

「なんや。あの二人仲直りしとったんや」

大雅が、準備をしてる光陽と友翔を見て言う。

「そうみたいだね。大雅も、ちゃんとふっ切ってやりなよ?」

大雅は、友翔のポジションを奪い、光陽と友翔の仲を悪くさせたと悩んでた。

だからこそ光陽と友翔には早く仲直りしてほしかったんだけど、これで一件落着なのかな。

「せやな。今から本気出したんで!」

「がんばってね」