光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

「光葵、何で光陽と口きかへんの?」

「……何でだろーね。ま、いいや。部活行こ」

「…俺のせい?」

………。

「…そんなことないよ」

すぐに答えられなかった。

「………俺はまだ光葵のこと好きやから…困らせたくないねん」

大雅……。

「光葵。話したいことがある」

突然。

光陽が私の側にきて言った。

「今俺が光葵としゃべっとってんけどなぁ。残念やわっ。んじゃ、光陽とちゃんとしゃべりぃや!ほんならまた部活で!」

大雅は明るくおどけて教室を出ていった。