光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅱ

「……好─」

好きじゃないよって否定しようと思ったのに。

大雅の言葉に遮られた。

「俺、光葵のことが好きやねん」

「……え…?」

「男臭い部室が告白場所って最悪やけど、俺は光葵のことが好きやから」

大雅の目は真剣で、冗談には聞こえなかった。

「だから泣いとう姿見んのも嫌やし、俺やったら泣かせへんのに。ってずっと思っとった。けど、光葵は光陽のことが好きなんやろ?せやったらちゃんと応援するから」

「………」

「…光陽のこと好きなんやろ?」

「……………もし…光陽のことが好きでも、好きじゃなくても…私は誰とも付き合えない」