結薫「いえ…何でもないです」

彩愛「隆平は本当は優しい人なんです」

夢華「はぁ…」

彩愛「隆平って暴力沙汰の事件とか起こしてここら辺じゃ有名だけど、本当はどれも人を助けるためにやった事なんです」

私達はその話を聞いて少し驚いた

彩愛「カツアゲされていた人を助けるためにとかリンチされてる人を助けるためにとか…全部誰かのためなんです」

夢華「そうなんですか…」

彩愛「お願いします…真犯人を見つけて下さい」

彩愛さんはそう言って頭を下げてきた

結薫「少々お待ちください」

私達は奥の部屋へと行った

夢華「結薫…私…」

私が言葉を濁すと結薫はふっと笑った

結薫「夢華が言いたいことは分かりますわ…助けてあげたいんですよね?」

夢華「うん!」

私がそう言うと結薫は笑顔で

結薫「じゃあ彩愛さんのところに行きますか」

そして私達は彩愛さんのところに戻った

夢華「彩愛さん、その依頼引き受けます」

そう言うと彩愛さんは涙目になりながら私たちにお礼を言ってきた