もう、その写真の話はやめにしようよ。
渉へそう言おうと口を開いた時だった。
同じ階のどこかのクラスから、ガタン! という大きな物音と、女子たちの悲鳴が聞こえて来てあたしは渉と目を見合わせた。
「なんだ、今の」
「わからない」
あたしが左右に首を振ったのと同時に、渉は立ち上がっていた。
様子を見に行くようだ。
あたしは渉の後に続いて教室を出た。
教室を出ると、隣のB組の先生が廊下に出ていて、C組の様子を見ていた。
その向こうにはC組の生徒の姿も沢山見える。
どうやら、物音と悲鳴はC組から聞こえて来たみたいだ。
あたしと渉がC組に近づいていくと、青い顔をした理子が教室の外へ出て来た。
「理子、一体なにがあったの?」
「梢……クラスメートの彰君が突然倒れたの」
そう言われて教室内を覗きこむと、確かに倒れている彰の姿が見えた。
先生が彰の体を抱き起そうとしている。
渉へそう言おうと口を開いた時だった。
同じ階のどこかのクラスから、ガタン! という大きな物音と、女子たちの悲鳴が聞こえて来てあたしは渉と目を見合わせた。
「なんだ、今の」
「わからない」
あたしが左右に首を振ったのと同時に、渉は立ち上がっていた。
様子を見に行くようだ。
あたしは渉の後に続いて教室を出た。
教室を出ると、隣のB組の先生が廊下に出ていて、C組の様子を見ていた。
その向こうにはC組の生徒の姿も沢山見える。
どうやら、物音と悲鳴はC組から聞こえて来たみたいだ。
あたしと渉がC組に近づいていくと、青い顔をした理子が教室の外へ出て来た。
「理子、一体なにがあったの?」
「梢……クラスメートの彰君が突然倒れたの」
そう言われて教室内を覗きこむと、確かに倒れている彰の姿が見えた。
先生が彰の体を抱き起そうとしている。