途中で黙り込んでしまったあたしの肩をお母さんが優しく叩いた。


「お母さんも今日は1日家にいるから、なにか欲しい物があれば言いなさい。買い物には行ってきてあげるから」


「……うん」


あたしは頷き、ドアを閉めたのだった。