こんな状況でイタズラなんてするはずがないと、あたしだって理解していたはずだった。


それなのに聞いてしまうほど、今のあたしは混乱していた。


「理子と愛子の様子に気を付けておいた方がいい」


渉の言葉に、あたしは頷くことすらできず、茫然と写真を見つめていたのだった。