怖いのが苦手で本当に嫌なのだとしたら、闇丘やモヤについて調べ始めた時に何か言ってきていたはずだ。


あたしはそう思いながらも、理子からのメッセージを無視することはできなかった。


《理子、怖がらせてごめんね。だけどあたしも渉も嘘なんてついてない。信じて?》


しかし、その日の内に理子からの返事が来ることはなかったのだった。