渉と同じ力を持っているとわかり、お守りまでもらえて、心はフワフワと浮かんでいるようだった。


「じゃぁ、気を付けて帰れよ」


「うん。渉もね!」


あたしたちは手を振り、それぞれの道を歩き始めたのだった。