お隣さん家の優真くん


高校生活も二年目に突入して、一週間。


幼なじみを迎えに行くことが日課になってしまった。


ノックをし続けても起きないとは、わかっていても呼び掛けることも、ましてや部屋に入るという選択肢もできれば選びたくない。


小さい頃はお互いの部屋を自由に行き来できるくらい仲が良かったが、年頃になるとそういう関係はギクシャクし始めた。


決定的な出来事があってからは会話した記憶もほとんどなく、名前で呼ぶことすらしなくなってしまった。




軽く息を整えて、そっと扉を開けて中に入るとベッドでは幼なじみが寝息を立てて枕を抱くようにうつ伏せで寝ている。