お前のために俺はいる

「星川君、おはよう」


学校の教室に入ると何人か女子が挨拶してくる。


「おはようっ!冬馬君」


いつもと変わらない朝の景色。


いつもならほとんど反応しないで席に座る。


いちいち挨拶とか面倒だし、


そんな関わりなんかいらなかったから。


でも、、、


「あ、おはよう」


今日は女子達に挨拶を返した。


いつもと違う俺の反応に驚く子もいた。


俺の後ろで女子達が何やら喜んでいる。


「冬馬〜〜!!」


声だけで分かるこいつ。


「ったく声デカいんだよ、江藤」


椅子に座った途端、江藤が後ろから俺に抱きついてきた。


「冬馬聞いてくれよ〜」


「うぜぇな、なんだよ?」


「梨奈ちゃんにフラれた〜」


「マジか、、、」


まぁ、そうなるだろうとは思ってたけど。


「今は誰かと付き合うとか考えられないってさー」


「ドンマイだな」


「マジ辛いわ〜」


江藤は想像以上に落ち込んでいた。