あ、明日、イヴだよ。

なんちゃってイヴちゃんだよ!

あー、テンションあがりすぎてワケわかめ。
ウハハ。


でも、武田くん、バイトかな。
でも、その後会えるよね?


……美智子の約束キャンセルさせてもらおっと。

友よ、すまん。
私は女友達よりオトコをとるオンナでした~。
テへ♪

テへ♪て!!
キモッ。


美智子にさっそく電話をする。


「もっし~」

『はいは~い。どうした~』

あ~。
緊張緊張。

ここはひとつ笑いでごまかそっと。


「私、実は~同性に嫌われるタイプ?だから~ぁ」

『お~っと。これは~。なに、もしかして、イヴ、女の友情裏切りか~?』

「そーゆーこっと~。アハハ~」

笑とけ笑とけ。


『マ~ジ~で~!?』

「はいっ、そうでありますっ」

心の中で敬礼ポーズ。

『はっ!?ちょっ、本気で?』

「うんっ」

『そっかっ。よかったじゃん!私も嬉しいよ。絵里にカレシが出来て』

「ありがと」

テレるぜぃ。

『そっか~。そっか~』

美智子、自分のことのように喜んでくれてる。
嬉しいな。

小中高と腐れ縁の美智子にだけは、他の人にはなかなか相談できなかったカレシが出来ないことやオンナとして魅力がないんじゃないかって悩んでたことを全て打ち明けてきた。


『今度会わせてよ~』

「もちのろんだぜぃ!いちゃつくから、マジ美智子ひいちゃうよ~」

『マジかっ』

ギャハハと笑ってる。


「この穴埋めは絶対しますからっ」

『だね~。オトコ紹介でいいや』

「了解」

『じゃね~』