その後。
ダラダライチャイチャと部屋で過ごして。
今日は武田くんはバイトらしくて、 一緒に家を出た。
「バイト終わったら電話する」
「うん」
私たちは駅で分かれた。
『バイト終わったら電話する』だって!
私、『うん』だって!
カッポーだよ、カポー!
恋人だよ、恋人~!
ぎゃっ!
ニタニタしながら電車に乗ってたら、近くに立ってるリーマンが変な目をして私を見てた!
恥ずかしい。
……けど、これがガマンなんかできるか~!
私の彼氏いない歴がついにピリオド打たれたんだよ、オニイサン。
むしろ、「よかったな」くらいの暖かい目がほしいくらいだよ。
フフフ。
あぁ。
ちょっとがに股になってしまう。
ホント、いつまでも挟まってるような感覚になるんだな。
あぁ、私にもカレシか。
ああ!!
落ち着かない!