鎖骨を噛む






それからまた宅配ピザを注文した。ミックスピザとシーフードピザのMサイズを2つ。それをシェアしながらコーラで流し込んだ。



「2日続けてのピザだね……。」



「不満だった?」



「いや、今日のは美味しい。」



「そうだよね……昨日は縛られてたし、ピザも冷めてたもんね……。」



「いや、そうじゃなくてさ……。」健司が私の目をじっと見た。



「今日はりさと一緒だから……かな?」



そんなことをじっと目を見て言われたら、恥ずか死んでしまう。真っ赤になった顔を両手で覆って、後悔した。手が油でベトベトだった。ティッシュを取って、顔についたピザの油を拭き取った。