すごい、すごすぎるナツメのお母さん。だからあんな風に育ったのか。 ナツメは力強いもんな、握力半端じゃねえよ。確か46とか言ってた気がする。 「ごめんねぇー、こんなに持ってもらっちゃって。助かったわ」 「いえ、こんな重たいの女性が持っちゃいけませんよ」 「もう私なんておばさんよ」 「何言ってんすか。若々しいじゃないですか。ナツメより綺麗です」 「まぁ、爽夜くんったら」 やーね、と照れながら食材を冷蔵庫の中に入れるお母さん。