「昨日と同じことしてる」




泣き止んだ私がぽつりと言葉を零すと、「本当だな」と声が返ってくる。




「先輩、どうしてここに」



「あー、なんかさっき色々質問されたな。覚えてねーぞ俺」



「…………」



「ホームルーム始まる直前によ、寛太からメールが届いてなぁ」



「…………」



「廣瀬と一緒かー、的な。廣瀬返せよー、的な。俺の廣瀬ー、的なこと言ってきてよ」



「絶対嘘入ってますよね」