「なんかこうしたくなった」 私の耳のすぐ上に先輩の口があるのだろうか。 先輩の声が異様に響く。 身長差どうなってんだ、これは。 予鈴のチャイムが鳴るまで、私たちはずっとそうしていた。 先輩はチャイムの音をたっぷり聞いたあと、充電完了!と言ってそそくさと去っていった。 残された私はただポカンと口を開くことしかできず。 カチューシャ先輩はいつの間にかいなくなっていたようだ。 て言うか、 充電って何……!?