「ごめん…」

気まづい空気が包み込む。

「じゃあ俺に頼ってよ。みんなに頼られてしんどくなったら俺のとこおいで。」

優しい…優し過ぎるよ…佐田くんのクセに…

でも…

凄い嬉しい…

「うん…!ありがとう。」



いつの間に私の家の前まで来ていた。

「じゃあな。」

「送ってくれてありがとう!」

フッと佐田くんが笑う。

「委員長、さっきからありがとうばっかり!」

佐田くんの笑顔に胸の奥が締め付けられる。



分かっちゃった…


この気持ち…


佐田くんに、


恋しちゃったんだ…