ーーーーー

「んっ…」

気づいたら私は保健室にいた。

あれ?

シャーーー

カーテンが開く。

「委員長。大丈夫?」

わっ佐田くん…

「大丈夫っ!」

顔が熱い…

「そう?もう放課後だけど帰る?」

「うん…そうだね…」

あれ?うまく喋れてるかな…

「じゃあ送ってくから教室で待ってる。」

ドクン…

心臓がうるさい…

だって

だって…

覚えてるんだもん…

佐田くんが保健室までお姫様抱っこして私を運んでくれたこと…

なんで…相手は佐田くんなのに…